【TOYOYA GR86】藍染張替えPART2
藍染(あいぞめ)で魅せるGR86内装張替え
藍染のシート
PART1では打ち合わせの様子、ドアやシフトノブの施工をご紹介しました。
PART2では、メインのシート張替えの施工をご紹介!!
作業前に仕様の確認
写真やイラストで、担当パーツの生地とステッチの種類を確認します。
シートのセンターには格子柄
シートサイドには無地を使用します
2種類の藍染がどのように組み合わさるのか・・・・
シートが無くなった状態の車内です。
NEWINGでは、出来上がった内装よりも、こちらの状態のほうが見慣れた光景です。
作業スタート
シート本体を分解します。
分解したシートには印がたくさん。
生地の向きや縫い合わせの目印に必要なものです。
担当する職人がわかれば、ハート形でもどんな印でもOK。
写真のパーツは女性の職人の担当部分です(*´ω`)
天然素材ならではの特徴
私たち1人1人の皮膚に特徴が違うように、生き物を元とする本革にも個体差があります。
傷や毛穴、伸縮性など、革1枚1枚がもつ表情は異なります。
検品の際に、傷や穴に印をつけておきます。
型取り
傷や穴を避けて型取りを行います。
無駄の無いよう、余白を少なくパーツを配置。
縫い代の幅も均一に。
「ケント」と呼ばれるVの印が、縫い合わせる革同士の合印になります。
柄の生地は必ず2人1組で確認しながら型取りを行います。
こちらはシートセンター(中心)の型取り中。
真っすぐではありませんが、格子柄のラインが縦に綺麗に見えるように、配置を考えています。
柄の型取りには、職人のこだわりと個性が現れます。
ウレタンを付けたら、周りを一周ぐるりと縫います。
フロントシートの縫製の様子です。
曲線のラインも綺麗に縫い合わせるのが職人技です。
途中まで縫い合わせた状態です。
縫い上がりの状態を2人で確認中。
シートの形が見えてきました。
本体にシートを被せていきます。
リアシート背面も被せていきます。
シワやヨレが無いように、引っ張りながら形を整えます。
シートやドア、全て本体に取り付けて・・・・店長の厳しい最終チェックが入ります。
完成
濃淡2色、無地と柄、今旬なGR86の新しい内装が生まれました。
ステッチも綺麗です
中心に格子柄、サイドは藍染の紫と本革ブラック
藍染張替えは、他の柄や無地のみでも施工可能です。